太平洋から東アジア、東南アジア、オセアニア、南アジア、インド洋までを担当するアメリカの「太平洋軍」がこのほど、「インド太平洋軍」に改称されました。

米太平洋軍は、在日米軍や在韓米軍も指揮下に置き、地球の表面積の半分に及ぶ広大な海域に約37万5000人の軍人を配置しています。

この名称変更は、トランプ政権が日本やインド、オーストラリアとともに推進している「自由で開かれたインド太平洋戦略」に沿った措置とみられます。

本欄では、日本の安全保障体制を左右するトランプ政権のアジア戦略の一端について見ていきましょう。