発明王エジソンを源流とする老舗の電機メーカー米ゼネラル・エレクトリック(GE)がダウ銘柄から外れることになりました。ダウ工業株平均とは米国の主な業種を代表する30社で構成する株価指数のことです。

一方、アメリカの時価総額のトップ10のうち、上位を占めるのは、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンなど、GAFA(ガーファ)と呼ばれるIT企業。この度のGEのダウの構成銘柄からの除外は、IT企業の興隆と米製造業の地盤沈下を象徴しています。

しかし、IT産業は本当に、製造業に代わる「産業」と言えるものとなったのでしょうか。過去の産業革命と比較しても、「産業」と言えるかは疑問です。