国民健康保険をはじめとする公的医療保険、公的年金保険、さらには40歳から徴収される介護保険……。「保険」の名の下に、いつの間にか多額のお金が給与から天引きされています。

「保険」の契約をしたわけではないのに、これって事実上の税金では? そう感じている人も多いはず。本欄でも、公的保険は「事実上の税金」「隠れた税金」だと訴えています。

政府からすれば、「保険」は万が一の時にサポートが受けられるものなので、「税金」とは違うものだと主張したいところでしょう。しかし最高裁判所は、国民健康保険について、事実上の税金、少なくとも税金と同じような性質を持つと認めたことがあるのです。