リニア中央新幹線の建設工事に関する談合事件をめぐって、大手ゼネコン4社と、そのうち2社の幹部ら2人が、独占禁止法違反で起訴されたニュースが話題になっています。

起訴された理由は、JR東海が発注するリニア新幹線の品川駅と名古屋駅の新設工事の受注予定業者を決めるにあたり、4社の幹部が工事の見積価格などを交換するなどの談合が行われたというものです。

「談合」と聞くと、何となく悪いイメージがありますが、「談合」の何が問題となっているのか、今回のケースをどう見るべきか、整理してみたいと思います。