コンテナターミナルの運用時間の拡大実験の結果、実験を行なったすべての港でコンテナ取扱量が増えたことが25日、国土交通省のまとめでわかった。

コンテナターミナルの運用時間は、これまで午前8時半~午後4時半までだったが、2009年5月の神戸港を皮切りに、順次運用時間を午後8時まで延長していた。現在は、神戸港のほか、東京港、横浜港、名古屋港、四日市港、大阪港の6港で延長している。その結果、全港でコンテナ取扱量が増え、24時間化への弾みがつく形となった。

現在、シンガポール、香港、大連、上海、釜山、ドバイ、ロッテルダム、ハンブルクなど、世界の主要港はすでに24時間化している。

港湾整備の大幅な遅れもあって、国際競争力を低下させている日本の港湾だが、再生策の一環として、24時間化などの取り組みに期待したいところだ。(村)

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