「自由の国」アメリカで、民主主義の根幹を揺るがす出来事が明らかになっています。

トランプ陣営とロシア政府が共謀したとする、いわゆる「ロシア疑惑」を巡って、米連邦捜査局(FBI)の捜査方法の是非を問う文書が公開されました。4ページに渡るこの文書は、下院情報特別委員会委員長のデビン・ヌネス氏がまとめたことから、「ヌネス・メモ」と呼ばれています。

日本メディアは、ドナルド・トランプ米大統領が、自身の潔白を示すために、民主党やFBIの反対を押し切って機密情報を公開したという見解ばかり報じています。しかし、この文書が示しているのは、アメリカの民主主義の揺らぎです。