【地域シリーズ・鹿児島】西郷どんだって そうだった! - ゼロから富を生む「創造力」

【地域シリーズ・鹿児島】西郷どんだって そうだった! - ゼロから富を生む「創造力」

鹿児島市の名勝・仙巌園からのぞむ桜島。

 

2018年1月号記事

 

地域シリーズ・鹿児島

 

何もなければつくればよか

西郷どんだって そうだった!

 

ゼロから富を生む「創造力」

 

2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」で注目を集める鹿児島は、不利な環境に負けず、富を生んできた。
明治維新150周年を目前に控えた鹿児島を訪れ、その心意気と「創造力」に迫った。

(編集部 河本晴恵/写真 岡本淳志)

 

History

 

海辺を切り拓き日本近代化の拠点へ

 

幕末、いち早く国際情勢の変化を感じ取った薩摩藩は、一大事業を立ち上げた。

 

 秋口にもかかわらず半袖姿の職人たち。窯から取り出した鉄棒の先には、真っ赤に熱せられたガラスの塊が光っていた。何の変哲もないガラスから、職人は高級工芸品である「薩摩切子」を生み出していく。

 1863年の薩英戦争で工場は破壊され、明治初期には途絶えていた。残っていた薩摩切子と資料を基に1985年から復元が始まり、鹿児島の新しい名産品となっている。

 薩摩藩のガラス産業は1846年、島津家27代斉興の時代に始まる。鹿児島は火山灰が多く、穀物が育ちにくい。そこで新しい産業をつくろうと、医薬品の製造を始め、薬瓶をつくるためにガラス工場をつくった。そして28代の斉彬の時代、「世界への輸出品」を目指して生まれたのが薩摩切子だ。

 欧米の植民地主義に対抗するため、島津家が藩をあげて「ゼロ」から立ち上げた一大事業だった。

 

「今はガスや電気を使いますが、江戸時代は『木炭』でガラスを溶かし、『棒状のやすり』などで磨いていたと聞いています。職人によほどの情熱がなければできなかったと思います」(薩摩ガラス工芸成形課課長代理 前岡紀光氏)

 

10月にリニューアルされた工房の見学コースでは、地元鹿児島出身の若い職人たちの活躍を見ることができる。

 

続きは2ページ目以降へ

 

 

次ページからのポイント

薩摩藩の「富国強兵」への取組み

いち早く「航空機」の重要性を見抜いた政治家・永田良吉

名物「白熊」を生み出した天文館むじゃき

限界集落をよみがえらせた「やねだん」

初の国産人工衛星を支えた女性たち

次ページ以降の記事は有料会員限定です。有料購読すると続きをお読みいただけます。
LOGIN ログイン

有料購読会員の方

ご登録のID(メールアドレス)を入力し、
「ログイン」を押してください。

ご登録のID(メールアドレス)
パスワード

ID・パスワードを自動入力するにはFAQをご参考ください。

※クレジットカードの期限切れの方へ…こちらをご覧下さい。

まだ有料購読会員でない場合

一つのIDでOK!PC、携帯、スマートフォン、どれでもご購読頂けます!

継続している期間中、すべての記事がご覧いただけます。

■クレジット払い(月額)

月額継続 540円(税込み)
  • カード払い(次月以降は自動継続課金)
  • カード決済後すぐに購読開始
クレジットカード

■銀行振込(年間)

年間購読 5,940円(税込み)
  • 11ヶ月分の料金で年間購読できます(初月分無料!)
  • 振込確認後に購読開始(10日以内)
リバティwebを購読する
タグ: 2018年1月号記事  地域シリーズ  鹿児島  西郷どん  薩摩切子  集成館  白熊  天文館むじゃき  やねだん  故郷創世塾  内之浦宇宙空間観測所  

Menu

Language