当選を決め、支援者とともに喜びの声を上げる宮崎氏(前列中央)。

8日に投開票が行われた高知県の佐川(さかわ)町議選で、幸福実現党公認候補の宮崎知恵子氏が初当選を決めた。同党公認の地方議員は17人目となる。

宮崎氏は、佐川町生まれ。高知学園短期大学栄養科を卒業後、栄養士として吾川村役場(現・仁淀川町)での勤務を経て、43年前から佐川町で飲食店を経営している。

今回の選挙戦では、自らを「佐川町ワクワク計画のプロデューサー」として政策を打ち出した。栄養士としての経験を活かし、「健康と長寿の実現」「若い世代の定住の促進」「宝物いっぱいの佐川」などを掲げた。

宮崎氏は、本誌取材に対してこう語った。

「私は43年間、飲食店を経営していて、商工会の会員でもありますが、これまでずっと、各店舗、商工会、町役場がそれぞれ単独で動いていることが気になっていました。手と手を取り合えば、もっと効果的に佐川町の魅力をPRできると思っていたんです」

佐川町は日本の植物学の父と言われる牧野富太郎や、坂本龍馬などを支えた維新の志士の一人である田中光顕など、偉人の出身地でもある。また、江戸時代の城下町や「龍馬脱藩の道」、豊かな自然を擁する「宝物」に満ちた町でもある。

「町議としても、佐川町の活性化のために、党派を超えて協力できるよう、つなぎ役としての仕事をしたい」と語る宮崎氏。佐川町を活性化させ、また周辺の地域全体を活性化させるための活動を期待したい。

【保守政党・公約比較】希望は候補が「民進党」、自民は政策が「民進党」

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