2017年11月号記事

No. 061

山口敏太郎 X report

テレビなどで活躍する超常現象コメンテーターが宇宙人、UFO、その他の超常現象をジャーナリスティックに検証する。

山口敏太郎

(やまぐち・びんたろう)1966年、徳島市生まれ。神奈川大学経済学部卒業。(株)山口敏太郎タートルカンパニー代表取締役。著書は『霊怪スポット 戦慄の最新ファイル』(KAWADE夢文庫)、『恐怖呪い姫~実話狂気怪談』(TO文庫)など多数。TV、ラジオに多数出演。真言宗信徒。メルマガ「山口敏太郎のサイバーアトランティア~世界の陰謀・オカルトの真実」配信中。 http://foomii.com/00015

謎の信号「Wow! シグナル」をご存知だろうか。これは、宇宙人が存在する証拠かもしれないとされてきた。

オハイオ州立大学の研究者が地球外知的生命探査(SETI)計画で宇宙空間を飛び交う電波を調べたところ、1977年に奇妙な電波が検出された。ビッグイヤー電波望遠鏡が約72秒間にわたって受信し、信号強度も非常に大きかった。

信号の電波を解析したところ、恒星間通信で使われる可能性があるとされていた水素ガスが発する特有の波長の電磁波に、極めて近いことが判明。「宇宙人が交信していた電波を、SETIが受け取ったのではないか」と注目を集めた。この信号は、その驚きから「Wow! シグナル」と呼ばれるようになった。

だが2016年6月、「この信号は2つの彗星が横切った際に生じた電波ではないか」という説が提唱された。2つの彗星は、直径数百キロにも及ぶ巨大な水素の雲に覆われている。

そのため、この彗星が再び同じ軌道に戻る2018年1月7日、電波望遠鏡で再び同じシグナルを検出するプロジェクトが計画されている。果たして「Wow! シグナル」は宇宙人からの信号だったのか、それとも彗星の影響だったのか。正体が気になるところである。

次ページからのポイント

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