アメリカや欧州連合(EU)を中心に移民政策への不満が噴出しています。移民問題は世界的な課題です。

「移民」と言うと、一見日本にはあまり関係がないように見えますが、すでに日本国内には約230万人の外国人が居住しており、総人口の約3%に達します。うち100万人以上が労働に従事し、製造業分野を中心に貴重な人手となっています。

日本は単純労働者としての外国人受け入れを公式には認めていませんが、現実にこれだけの外国人が居住していることを見れば、移民政策は他人事ではありません。

本欄では、外国人教育という視点から移民政策を考えてみたいと思います。