米南部バージニア州で12日、白人至上主義者と反対派が衝突したことについて、トランプ大統領が「双方に非がある」と述べたことが、「白人至上主義の擁護発言」と捉えられ、大きな波紋を呼んでいます。

事の発端は、バージニア州シャーロッツビルで、南北戦争時の南軍連合司令官だったリー将軍の像は「白人至上主義の象徴だ」として、像の撤去を求める団体と、それを止めようとする団体が衝突したことにあります。

トランプ氏は、「映像を入念に見た」とした上で、右派の集会の参加者は、「全員が白人至上主義というわけではなかった」「左派勢力は非常に暴力的だった」などと述べたためです。メインストリームメディアは、トランプ氏に「人種主義者」というレッテルを貼り、南部連合の指導者像を破壊していく側の主張の肩を持ち始めています。

では、トランプ氏の「双方に非がある」という発言は、本当に問題があると言えるのでしょうか。