アフリカ東部のジブチ共和国の港に停泊する中国の軍艦。

南シナ海における中国の主権が仲裁裁判所に否定されてから、12日で1年となりました。ただ中国は判決を意にも介さず、今も南シナ海で軍事施設を造り続けています。これに対し、トランプ米政権は南シナ海で「航行の自由」作戦を再開し、けん制しています。

中国は「一帯一路」構想も、推し進めています。5月に北京で開かれた「一帯一路フォーラム」には、130カ国以上の代表が参加しました。

「一帯一路」構想とは、中国を拠点としてアジアや中東、アフリカなどを経由してヨーロッパまでを陸路と海路でつなぐ壮大な経済圏構想です。この構想の実現に向け、中国は着々と手を打っています。