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イギリスが、欧州連合(EU)に対して正式に離脱を通告しました。EU史上初の"離婚劇"は、日本のマスコミでもトップニュースとして扱われ、今後、"円満離婚"になるか否かが注目されています。

日本メディアの多くは、イギリスが、離脱に際して高い手切れ金を支払わされる可能性を危惧しています。その額だけで、約7兆円にもなります。

そうした報道に接すると、「触らぬ神に祟りなし」ということわざがあるように、「日本は孤立を深めるイギリスとは距離をとった方がいい」と思わず考えてしまいます。

しかし、本欄は、あえて発想を逆転させ、この離婚劇は日本の好機になるということを述べたいと思います。