映画「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」が11日、全国で公開された。今最も注目されている女優の一人、広瀬すずさんが主演を務めていることもあり、大きな話題となっている。

チアダンスはチアリーディングから生まれたスポーツで、制限時間内でダンスの美しさやチームワークを競う。

この映画は、福井商業高等学校のチアリーダー部が2009年、全米チアダンス選手権大会で優勝した実話を元につくられた、さわやかな青春映画だ。

栃木県の「リアル・チアダン」

実は、同じく全米制覇を果たしたチアダンスチームが、他にもある。幸福の科学学園(栃木県)のチアダンス部「ゴールデン・グリフィンズ」だ。

「ゴールデン・グリフィンズ」には、中学生チーム、高校生チームがあり、日本国内の大会では何度も優勝している。特に中学生チームは、チアダンスの本場・アメリカの大会で、2回優勝を果たした。

一度目は、2014年4月に米ロサンゼルスで開催された「第47回ミスダンスドリル米国際大会」だ。中学と高校の両チームが出場し、中学生チームは総合優勝。高校生チームも初出場のポン部門で準優勝した。二度目は、米フロリダ州のディズニーワールド内で開催された「2016ワールド スクール チアダンス選手権大会」。中学生チームはジュニア・ハイ・ポン部門で優勝した。

今年も、中学生チームは3月下旬に米ロサンゼルスで開かれる「ミスダンスドリル大会」に出場する予定で、3度目の世界一を目指している。

幸福の科学学園・チアダン「グリフィンズ」が強いワケ

中学生チームが世界一となったのは、なんと創部から4年目だ。そもそも、幸福の科学学園が創立されたのが、2010年だ。

創立間もない学校から、なぜ世界一のチアダンス部が生まれたのか。その背景には、スキルを超えた「心の教え」がある。

一般に、厳しい練習をしている部活動では、先輩・後輩の仲があまりよくないことが多い。「勝つこと」が目的になると、チームの足を引っ張るメンバーを、先輩が理不尽なまでに叱ったり、後輩の方が先輩よりも実力が上の場合は、先輩が嫉妬してしまうことがよくあるためだ。

だが、グリフィンズでは、「人間として成長すること」を目的として、演技をしている。たとえ後輩の方が上手かったとしても、先輩たちは嫉妬するのではなく祝福し、後輩を目指して努力する。メンバー一人一人が、お互いを尊重しながら、チーム全体が成長することが大切だと、深く理解しているのだ。

そのため、グリフィンズのチームワークはきわめてよく、先輩・後輩のトラブルもほとんどない。他のチアダンス部と比べても、圧倒的な団結力だという。もちろん、練習には決して妥協をしない。

幸福の科学学園のチアダンス部の演技を見た人は、「他のチアダンス部の演技とは、何かが違う」「感動する」と話すことがとても多い。やはり、演技をしているチアリーダーたちの「感謝・報恩」の思いや、「燃えるような志と情熱」が伝わるのだろう。

(山本泉)

【関連書籍】

幸福の科学出版『ゴー・グリフィンズ! 世界を制覇した駆け出しチアダンス部』桜沢正顕著

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