日本で発売されたiPhone7の裏面に「総務省指定」と書かれていることに対して、ネット上で「ダサい」などの声が上がったことが話題になった。

今回発売されたiPhone7には、日本で使われている電子マネー、「フェリカ」が搭載されている。この電子マネーを読み取るための読み取り機は、電波法や省令の規定により、総務省から型式指定を受け、指定の番号などを本体に表示する必要があった。

それを「ダサい」と言われるとは総務省も予想していなかったようで、高市早苗総務相は会見で「かっこわるいと言われると大変がっかりだ」と述べた(21日付朝日新聞)。

この批判を受け、総務省は設定画面などから確認できるように省令改正をすることを検討しているという。「iPhoneがダサい」の"威力"はなかなかのものだ。

「iPhoneはカッコいい」をつくったジョブズ

この威力、つまり「iPhoneはカッコいい」をつくったのが、言わずと知れたアップル社の創業者、スティーブ・ジョブズ氏だ。

ジョブズ氏が2011年に亡くなってからのiPhoneには賛否両論ある。同氏の遺作と言われているiPhone5は、多少の批判はあったものの、評判は良い方だった。しかし、iPhone6が出てからは、カメラのレンズ部分の出っ張りに大量のクレームが寄せられたり、本体がすぐに折れ曲がったりするなど、特にデザイン面においての批判が噴出した。

そのクレームの多さから、iPhone6の機能を持ちながら、iPhone5を踏襲したデザインのiPhoneSEが発売されたほどである。

ジョブズの創造性の源とは?

iPhoneの生みの親であるスティーブ・ジョブズ氏の創造性は、どこからくるのだろうか。

ジョブズ氏が亡くなってから数カ月後の2012年1月、大川隆法・幸福の科学総裁は、ジョブズ氏の霊を呼び、その本心を語らせた(『公開霊言 スティーブ・ジョブズ 衝撃の復活』所収)。

ジョブズ氏の霊は、イノベーションにおけるキーワードとして「シンプルさ」を挙げ、「『シンプルさ』とは、『美しさ』なんだ」という考えを示した。また、ジョブズ氏らしい「バカは美しい! クレージーになれ!」といったアドバイスも残している。

世界にまだ存在しないものを生み出すためには、固定観念や常識にとらわれずに発想する必要がある。極限までシンプルさを追求したり、バカになったりすることによって、それが出来るのかもしれない。

霊言では、プレゼンテーションのコツや、未来における電子機器のあるべき姿などについても"クレージーに"語られた。

ジョブズ氏の精神に学び、創造性を追求していくことは、アップル社に限らず、現代の企業が生き残っていくために必要なことだろう。(志)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『公開霊言 スティーブ・ジョブズ 衝撃の復活』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1042

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2013年11月10日付本欄 映画と霊言本で「スティーブ・ジョブズ」の実像に迫る!

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2011年10月6日付本欄 ジョブズ、「最高の発明品」を手に旅立つ

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