脚本へのこだわり 映画「天使に"アイム・ファイン"」園田監督インタビュー(1)

 

監督・脚本

園田映人

プロフィール

(そのだ・ひでと)1970年、宮崎県生まれ。早稲田大学を卒業後、映像制作会社レイシェルスタジオを設立。一般企業のCMや教育ビデオ、プロモーションビデオ制作を行う。その傍ら、ドキュメンタリー映画「bloom」(2008年)、「尖閣ロック」(13年)などの制作・監督を務める。

3月19日(土)から全国で公開となる映画「天使に"アイム・ファイン"」の監督・脚本を手がけた園田映人さんに、映画に込められた思いや制作の裏側を聞きました。全3回でお届けします。1回目の今回は、脚本へのこだわりと、生き生きした人間像の撮り方について。

 

 

天使という目に見えない存在はある

――この作品をつくることになったきっかけを教えてください。

園田映人監督(以下、園田): もともと天使を描きたいという思いは強くあったんです。天使という目に見えない存在があるということや、地上で生きている人間はその影響を受けて生きているという世界観を伝えたかった。10年以上前に実験的につくった映画「JAZZ」にも、天使に似た存在が出てくるんですよ。

 

この映画のお話があったのが、2015年のお正月でした。製作総指揮者の大川隆法・幸福の科学総裁からいただいた原案を見せてもらいました。同時に、大川総裁の著書である『アイム・ファイン』の言葉も使って作りたいというお話もありました。

 

実は、この『アイム・ファイン』の第1章は、もともと私にとっては人生を変えるような重要な意味を持っていました。もうこれは運命だと思いましたね。その時動いていた他のプロジェクトは一旦止めて、飛び込んで行ったという感じです。

 

 

――原案を受け取って内容をご覧になったときの印象は?

園田: 映画として仕上げるのが難しいなというのが第一印象です。映画のシナリオの構造は、大きく分けて2つあるんです。1つが「数珠玉式」と言って、一人の主人公が何かを決意して、奮闘努力して、問題が解決する。あるいは心が変わったりするというお話です。映画「ロッキー」なんかはまさにこの構造ですね。

 

もう1つは「より縄式」と言って、数人の主人公がいて、糸をより合わせていくイメージでストーリーが流れていく。あまりないんですが、この作品はこちらでした。この構造の場合、起承転結をあてはめてそれぞれを盛り上げていきながら、1本1本の糸がどこかで出会うように作っていきます。でも、今回は、それをつなげているのは天使だけです。主流ではない作り方でもあったので、難しかったです。

 

 

脚本作りは「公案」のようだった

――脚本も監督が書いているんですよね。

園田: 原案をいただいたとき、大川総裁から1年かけて解く「公案」をいただいたような気持でした。もちろん、撮影や編集の時もいろいろ難しいことはありますよ。でも、とにかくシナリオが難しかったです。

 

自分の力だけで作ろうとしても無理だと思ったので、瞑想を取り入れて、天使の声を聴くようにしながら、『アイム・ファイン』とにらめっこして練り上げました。もちろん、実際の農家の方にお話を聞いたり、畑も持っている食品メーカーの取締役の方に相談したりしました。いじめの章に関しては、相談経験が豊富な「いじめから子供を守ろうネットワーク」代表の井澤一明さんにアドバイスをもらいました。

 

 

魅力的な人間をとらえる方法

――監督はドキュメンタリー作品を撮られていますよね。

園田: 予定調和が嫌いなんですよ。だから、本来は撮影の現場でシナリオをどんどん変えていきたいタイプなんです。例えば数年前に作った「ブルーム」というドキュメンタリー作品は、子供を産んだばかりのお母さん50人くらいのインタビューを見せていくものなんです。何が面白いかというと、その時しか言えない、産んで3~4カ月後の実感をみんな話しているんです。脳ミソで考えたことはほとんどありませんし、しばらくしたら忘れてしまうようなことばかり。その場でしか撮れないものに興味があるんです。

 

トクマさんと尖閣に行った時もそうです(ドキュメンタリー映画「尖閣ロック」として2013年公開)。だいたいどうなるかは想像がつきますが、でも実際に行ってみないと何が起こるか分からないところがある。そういうのが好きですし、そういうシチュエーション以外に、魅力的な人間をとらえることってできない気がするんです。

 

 

――今回、ガン告知される女優の役を演じた芦川よしみさんが、監督に、「これはドキュメンタリーだから」と言われたとおっしゃっていました。

園田: どうしても経験のある役者さんであればあるほど、見え方を考えてしまうんですね。お客様の目線で考えるのはいいことですが、でも、それ考えるのはこちらに委託してもらいたかったんです。役者さんには、その現場、そのシナリオを生きてほしかった。一人の人間が悩んでいるように見えてほしいからです。

 

芦川さんにはいろいろなことを言わせていただいたんですが、とても真摯に受け止めてくださった。シナリオをお読みになって、他のドラマの掛け持ちもできたと思うんですが完全に断って、この作品に取り組んでおられました。

 

ビックリしたのが、衣装合わせの時、赤いドレスを見た芦川さんがいきなり泣きはじめたんですよ。どうも、正夢というか、夢で見た服をそのまま用意しちゃったみたいで。襟の形なんかも夢と同じだったらしいです。何か霊的な世界でも動いているんでしょうか。

(続く)

 

【関連サイト】

映画「天使に"アイム・ファイン"」 劇場予告編

https://www.youtube.com/watch?v=SYmxkrOAA8k

 

映画「天使に"アイム・ファイン"」公式ページ

http://www.newstar-pro.com/tenshi/

 

劇場情報はこちら↓

http://www.eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=464

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『「アイム・ファイン!」になるための7つのヒント』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1616

 

幸福の科学出版 『アイム・ファイン』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=125

 

幸福の科学出版 『「天使に"アイム・ファイン"」公式フォトブック』(主題歌DVD付)

 「天使に”アイム・ファイン”」製作委員会 編

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1636

 

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2016年3月号 「新しい天使像を描きたかった」- 天使にアイム・ファイン 映画公開直前レポート

http://the-liberty.com/article.php?item_id=10822

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