子供の不登校や、校内暴力などの問題行動を起こす割合が全国で最も高い岡山県。学力低下も指摘されており、例年、全国の学力ランキングでも低位にとどまっている。もともとは教育県として知られていたが、教育改革は待ったなしの状態だ。

このような現状に強い危機感を抱く2016年参院選の幸福実現党・岡山県選挙区公認候補のたなべ雄治氏は11日、出馬表明の記者会見を行った。

幸福実現党は、努力してさまざまな経験を得ることが、人生の目的だと位置づける。こうした人生観に共鳴したたなべ氏は、「既存の政治家には『善悪の判断基準』がなく、国内外の難問に対処できていないため、『努力が報われる社会づくり』を目指し、立候補を決意しました」と会見で述べた。

たなべ氏が、特に熱意を込めて訴えたのが「教育政策」だ。

努力することや人生の意味を教える教育は、「努力が報われる社会づくり」に欠かせない。偉人の人生の研究や道徳教育を通して、生きる意味を子供に教えるとともに、子供たちが自信や誇りを持って努力できるよう、自虐史観を払拭する教育の実現を目指している。

その他にもたなべ氏は、幸福実現党が2009年の立党以来訴え続けている主要政策 (1)「消費減税による景気回復」と(2)「憲法9条改正による国防強化」について、次のように語った。

  • (1) 2017年には消費税を8%から10%へ増税する方向性が固まっているが、民間企業が「努力したら成功して豊かになれる」と思える社会を創るためには、増税ではなく減税が必要だ。

  • (2) 努力が報われる社会を創っても、国が守れなければ意味がない。北朝鮮の核実験やミサイルの危機が目前に迫る今こそ、憲法9条の改正や、自由と平和を大切にする国々と手を結ぶことで、国を守る努力をする必要がある。

「努力が報われる社会」こそが、発展の未来を拓くことができる。そのような信念を感じさせる会見となった。

【関連URL】

幸福実現党 公式サイト

http://hr-party.jp/

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