2016年3月号記事

No. 41

山口敏太郎のエックス-リポート

オカルト研究家・山口敏太郎氏が宇宙人、UFO、その他のミステリー情報を合理的、科学的、実証的、ジャーナリスティックに検証する

山口敏太郎

(やまぐち・びんたろう)1966年、徳島市生まれ。神奈川大学経済学部卒業。作家、妖怪研究家、漫画原作者。(株)山口敏太郎タートルカンパニー代表取締役。日本通運でIT担当や営業に携わり、作家に転身。1996年、学研「ムー」のミステリーコンテストで論考「妖怪進化論」が優秀賞受賞。著書は『霊怪スポット 戦慄の最新ファイル』(KAWADE夢文庫)、『恐怖呪い姫~実話狂気怪談』(TO文庫)など多数。TV、ラジオ出演のほか、多数のネットニュースに寄稿。真言宗信徒。メルマガ「山口敏太郎のサイバーアトランティア~世界の陰謀・オカルトの真実」配信中。 http://foomii.com/00015

金色の金属製の物体。(画像はイスラエル考古学庁Facebookより)

2015年12月、イスラエルの考古学庁が"トホホ"な事件の顛末を報告した。

「古い墓場に不審物がある」との報告を受けたイスラエル警察は、爆発物処理班を出動させた。すると不審物の中から、奇妙な物体が発見された。数十センチメートルの金色をした金属製の物体で、先端はらせん状になっている(画像)。古い墓場から発見されただけに、「すわ、オーパーツか!?」と大騒ぎになった。イスラエル考古学庁が考古学者を総動員して分析したが、全く正体が分からなかった。

そこでその物体の写真をウェブで公開し、情報を求めたところ、すぐに正体が判明した。なんと、今イスラエルでバカ売れしている、電磁波を防ぐ健康グッズだったのだ。

逆説的だが、UFOについても同じことが言える。学者はUFOの存在を否定するが、ただ「知らないだけ」なのだ。

次ページからのポイント

アダムスキー型UFO出現か?!

アメリカのUFOの正体は?

火星の建造物は本物なのか。