水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星――。現在までに発見されている惑星は8つある。

だが、米カリフォルニア工科大学教授のマイク・ブラウン氏がこのほど、太陽系に9個目の惑星が存在する可能性を、天文学誌「The Astronomical Journal」に投稿した。

もし発見できれば、海王星が1846年に発見されて以来の快挙と言える。

計算と現実が合わない

第8惑星・海王星より遠い位置にある惑星は、「惑星X」と総称される。過去にも、「惑星X」の存在は指摘されてきたが、太陽からの距離が遠すぎて、地球からは見えない。そのため、今のところ誰も発見することができていない。

では、なぜそのような惑星が存在すると言えるのだろうか。

太陽系の外周には、カイパーベルトと呼ばれる場所が存在する。海王星より遠い位置にあり、無数の小さな天体がひしめいている場所だ。以前、惑星と呼ばれ、今は準惑星に区分された冥王星も、カイパーベルトの中にある。

ブラウン氏がこのカイパーベルトの軌道を計算してみた結果、「おかしなこと」に気づいた。

太陽や他の惑星の重力などを考慮に入れた計算と、実際に観測された軌道がずれているのだ。そのため、まだ発見されていない天体の重力が、カイパーベルトの軌道に影響を与えていると考えられる。

同氏によると、太陽と地球の200倍の距離に、地球の10倍ほどの大きさの惑星が存在するはずだという。

海王星が発見された時も、同じ方法で存在が推測された。海王星は、肉眼では見えないが、天王星の軌道が「計算と合わない」ことを確認した天文学者アレクシス・ブヴァールが、「まだ発見されていない天体の重力が、天王星の軌道に影響を与えているに違いない」と考えたのだ。

未発見の惑星はニビル星!?

この未発見の惑星について、世界では「ニビル」と言われる星である可能性が高い。

大川隆法・幸福の科学総裁は、2010年1月に、古代メソポタミア文明などの研究者で、当時は存命中だったゼカリア・シッチン氏の守護霊を招霊した。同氏は著書で、太陽系にニビル星という星があることを主張している人物だ。

シッチン守護霊も、海王星の外に存在する惑星を「ニビル」と指摘。3千6百年ぐらいの周期で、太陽の周りを回っており、大きさも地球の直径の三分の一ぐらい、重力は地球の0.8倍ほどだという。そこに住む宇宙人の生態についても解説した。

同霊言は、『「宇宙の法」入門―宇宙人とUFOの真実―』(幸福の科学出版)に収められている。宇宙の謎を解くカギの一つとして、ぜひ、ご覧いただきたい。(中)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『「宇宙の法」入門―宇宙人とUFOの真実―』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=99

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