イギリスのサセックス大学の研究グループが、7分の瞑想が人種的偏見を減少させられる、という研究結果を発表している。

この研究では、被験者が7分間、人々への慈愛の思いを浮かべる「ラビング カインドネス メディテーション」(慈悲の瞑想)という瞑想を行った後、「潜在的連合テスト」という心理テストを受けた。これは、被験者の性別や人種などへの潜在的な態度を測定するものだ。

この実験の結果、瞑想を行った白人の被験者達が持つ黒人への偏見が減少したという。また、瞑想を行ったことで、被験者の中にある愛や感謝といった他者への肯定的な気持ちが大幅に増え、これが偏見の減少をもたらしたとみられる、と報告されている。