アベノミクスはうまくいっていると安倍晋三首相は言うけれど、物価は上がるのに給料は上がらず、うまくいっている実感はさっぱり湧いてこない。この閉塞感、なんとかならないの!?――そう心で叫ぶ読者は多いのではないか。

GDPを1500兆円にする方法

GDPを1500兆円にする方法

綾織次郎著

幸福の科学出版

そんな中、本誌編集長・綾織次郎の著書『GDPを1500兆円にする方法』が12月3日、発売となる。

現在の日本のGDPは約500兆円。安倍首相が掲げている目標は600兆円。そこから見ると、1500兆円とは目玉が飛び出るような数字だが、まえがきで著者は、「本書を読み進めるうちに、1500兆円という数字が小さく感じるようになるかもしれません」と強気の発言。はたして、日本経済の閉塞感を吹っ飛ばす一書となるか!?

今年4月に開学したハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)経営成功学部ディーンの鈴木真実哉氏と、同未来創造学部(2016年4月開設予定)ビジティング・プロフェッサーも務める著者が、『GDPを1500兆円にする方法』について語り合った。

GDPが伸びていないのは日本だけ

綾織次郎(以下、綾織) 『GDPを1500兆円にする方法』という本を出すことになりました。読者のみなさんがこの本を見たときに、「そんなことできるわけないだろう」と言うのが、初めの感覚としてあると思います。

鈴木真実哉氏(以下、鈴木) この25年間、経済成長をほとんどしなかった日本人からすれば、「GDPが1500兆円」は夢のような話ですよね。ただ、日本には高度経済成長の時代があったし、中国も実際に成長しているわけです。その時の成長率は7%や8%はありました。

金利に直すと分かりやすいと思いますが、例えば金利が5%くらいなら、だいたい20年経てば預けたお金は倍にくらいになるわけです。経済成長率が5%くらいなら、GDPを1500兆にするには約25年です。今までにも経験している成長率ですから、あり得る話です。