2010年4月号記事

その風土に根ざした精神に学ぶ

九州本土の最南端、鹿児島。近代日本の黎明は、紛れもなくここから始まった。維新の舵取りを担った鹿児島(薩摩藩)の志士たちの高い理想や精神は、どのようにしてはぐくまれたのか。なかでも英雄、西郷隆盛が今もって日本人に慕われる理由を探るために鹿児島へと向かった。早朝、鹿児島湾上空から思いがけず目にした美しい黄金の海に、高まる気持ちは抑えられない。

(編集部 木藤文人)