2015年12月号記事

福島復興を祈って

強制避難の誤りを認め「福島安全宣言」を

2011年3月の福島第一原発事故から4年半が経った今も、原発周辺は復興の兆しが見えない。

当時の民主党政権が出した避難指示により、多くの人たちが故郷に戻れないためだ。

福島県出身の矢内筆勝幸福実現党総務会長が、福島復興にとって最も大切なことは何かを語った。


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幸福実現党総務会長 兼 出版局長

矢内筆勝

(やない・ひっしょう)1961年福島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒。朝日新聞を経て幸福の科学に入局。主に広報部門を担当した後、本誌編集部を経て、広報局長、常務理事等を歴任。2009年幸福実現党に入党。2012年12月に党首に就任。2013年9月より現職。

福島第一原発事故後、「福島は放射線で汚染されている」「原発は危険」という“風説"が一人歩きしています。しかし、放射線が原因で亡くなった方は一人もいません。逆に、原発周辺の20キロ圏内から強制避難させられたことで心身に負担がかかり、病気や自殺で多くの方が命を落としているのです。

しかも避難指示は、科学的根拠に基づいたものではありません。専門家による調査も危険性の検証も十分になされていないのです。この過剰な避難指示は、結果として放射線への無用な恐怖を煽り、今なお、福島の人たちに大きな損害を与えています。

次ページからのポイント

放射線への無理解が与える三つの損害

避難継続と除染に投じられる多額の税金

政府は「福島安全宣言」を