日本の宗教文化を支えてきたお寺が消えていく――。5月に発売された『寺院消滅』(日経BP社・鵜飼秀徳著)は、「今後25年の間に、今日本に存在する約7万7千の寺院のうち、3割から4割が消滅する」という衝撃的な予測を示し、日本から寺が消えていく現状に警鐘を鳴らした。経営の危機に瀕する寺院と、寺離れが進む現代人の実情をルポ形式で紹介している。

こうした寺院消滅の流れとは裏腹に、最近「お坊さん」がブームになっている。