2014年度の小学生の暴力行為は11,468件で、前年を約5%上回り過去最多となった。文部科学省が16日に発表した「問題行動調査」の結果で明らかになった。

具体的な内容としては、「教師を何度も蹴る」「文具を隠したことをきっかけに殴り合う」「登校中に雪玉をガラスに投げて破損させる」など。学年別にみると、小1は5年前の2倍以上に増えるなど、低学年で増加傾向があることが明らかになった。

文科省の担当者は「感情のコントロールがうまくできない児童が増え、家庭での教育機能も低下しているのではないか」と指摘した。一方で、現場の教師がここ数年、いじめに発展しかねない児童間の暴力行為などの把握を積極化させていることも、件数の増加につながったという(16日付産経ニュース)。

キレやすい子供は悪霊の影響を受けている?

暴力的になる子供たちは、「霊的な影響」を受けている可能性が高い。大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『幸福へのヒント』の中で、家庭のなかに悪霊が入ってきているケースについて、次のように述べている。

悪霊は、家族のなかで最も弱い人のところに来て、問題を起こさせます。たとえば、親を直接には攻撃しにくい場合、子供を攻撃してきます

この世において、悪い心の状態をつくると、あの世から悪い霊が引き寄せられてくる。これを「波長同通の法則」という。悪霊に憑りつかれると、怒りや妬みなどといったマイナスの思いが心を占めるようになり、ときに激しく感情が爆発することもある。これは、大人でも子供でも同じだが、子供はより霊的な影響を受けやすい。

今回の調査結果は、家庭や学校などの霊的な環境が悪化していることを示唆している。

悪霊を寄せ付けない"霊的磁場"づくりが子供を守る

子供がまだ小さい場合は、背景にあるこうした霊的な問題を知ったうえで、家族全員が問題解決のために力を合わせることが必要だ。学校において教師が子供の暴力を解決するには、霊的な知識に加えて、「善悪の価値観」を教えることが求められる。

すべての人間は「光り輝く神仏の子」であり、一人ひとりがこの世をより素晴らしく発展させる使命を持って生まれているというのが、霊的真実だ。すべての子供が幸福な幼少期を過ごし、大きくなって使命をきちんと果たせるように、家庭と学校の"霊的磁場"を整えることが急務だ。(真)

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