現代の日本では、「布施」と聞くと、葬儀や法事の時に、「供養の対価としてお寺や住職に渡すお金」と考える人も多いようです。しかし、供養は対価性のあるサービスではなく、布施は「代金」ではありません。

布施のほんとうの功徳は、仏教の教えの中にあり、それは西洋のキリスト教にも共通します。逸話をもとに、布施の宗教的な意義を振り返ってみましょう。