映画『レット・イット・ビー ~怖いものは、やはり怖い~』(夢判断、そして恐怖体験へ2)が、12日に公開された。
人びとが実際に体験した不思議な夢や心霊現象の真相を、大川隆法総裁がリーディング(*)によって解明──その実例をもとに、霊的世界をリアルに描き出した衝撃作「夢判断、そして恐怖体験へ」からおよそ2年、待望の続編が誕生した。
「血の呪い」「不気味な老婆」「謎の手形」「飛び降り女性」「濡れた足跡」の5つの恐怖体験を通して、これまで誰も描くことのできなかった心霊現象の真相がスクリーンで解き明かされる。
(*)リーディング(霊査): 心霊現象の謎を最高度の霊能力によって分析すること。
公開を記念して行われた初日舞台挨拶に、主演の青木涼さん、山岸芽生さん、並樹史朗さんらキャスト陣と奥津貴之監督が登壇。映画制作にかけた熱い想いや撮影時のエピソードなどを語るとともに、3月に急逝された津山登志子さんと共演した山岸さんは津山さんとのエピソードを披露し、冥福を祈る一幕もあった。
「仏教的な因果の理法がリアルに描かれているのが特徴的」
心霊恐怖体験の真実を霊能力で解き明かす心理カウンセラー・主人公の神山圭治役の青木涼さんは、約2年前に製作された前作「夢判断、そして恐怖体験へ」からの続編に「続編制作が決定した際は感謝の気持ちと嬉しい気持ち、そして同時に緊張感もありました」と初々しい表情を見せ、本作のテーマについては「この世での行いがあの世の行く先を決める。仏教的な因果の理法がリアルに描かれているのが特徴的」と解説した。
神山のアシスタントを務める上野葵役の山岸芽生さんも続編制作に「もう一度挑戦が出来て、前作以上に役や作品をもう一段深めることができて嬉しかった」と語った。
青木さんは東日本大震災を扱ったシーンの役作りのために、実際に現地を訪れたという。「役や作品を深めるために、昨年の3月11日に宮城県の仙台市、石巻市に行きました。そこで被災された皆さんの話をお聞きしたり、供養式典にも参列しました。その経験が自分自身の大きな糧や財産になりました」と語った。
奥津貴之監督も被災地に足を運んだといい、「いまだに喪失感が残っているのを感じ、撮影中は被災者への救いになるものになればと祈りながら、誠実に取り組みました」と振り返った。
稲荷神社の老婆を演じた津山登志子さんは今年3月に急逝。本作が遺作映画となった。共演した山岸さんは「緊張する私に対して沢山話しかけてくださったり、滑舌や発声練習を一緒にしてくださったり、私の緊張をほぐしてくれました」と優しい人柄を偲び、涙ぐむ場面もあった。
「この世界の中には私たちが知らないことやもっと知るべきことが沢山ある」
また、映画のタイトルにちなみ「これまでの人生で"怖いものは、やはり怖い"と感じたこと」をそれぞれ発表。青木さんは撮影中の話として「最後のシーンで自分の斜め後ろから、圧というか怖いものを感じた」と明かしながら「カットがかかってから恐る恐る振り返ってみたら、そこには自分をじっと見つめる視線があった。いよいよ私も視えてしまったのか!? と思ったら、それは並樹史朗さんの熱い視線でした」とまさかのオチ。ベテランからの熱視線に青木さんは「直にお芝居をジーっとご覧になられていて、別の意味での恐怖でした」と怯えて、場内爆笑となった。
山岸さんも撮影中に恐怖を体験。「上野葵が道に迷うシーンと同じことがクランクインの時に起きた。何度試しても現場に辿り着くことが出来ず、かなりの恐怖を覚えました。それによって劇中で描かれていることは本当にあるものなんだと実感しました」と追体験していた。奥津監督も「本番中にライトが壊れました。でもスタッフは"ホラー映画にはよくあること"と意外と慣れていました」と打ち明けていた。
最後に主演の青木さんは「真実を知らないことが一番恐ろしいことではないかと本作を通して痛感しました。この世界の中には私たちが知らないことやもっと知るべきことが沢山ある。この作品を通して恐怖の中にある真実をより多くの方にお伝えしたいです」と大ヒットを祈願した。
『レット・イット・ビー ~怖いものは、やはり怖い~』(夢判断、そして恐怖体験へ2)
- 【原作・企画 】
- 大川隆法
- 【キャスト】
- 出演/ 青木涼 山岸芽生 長谷川奈央 松岡蓮 深沢莉子 神峯えり 千眼美子 宮本大誠 津山登志子 並樹史朗 ミスターちん 小宮孝泰
- 【スタッフ】
- 監督 /奥津貴之
- 【製作】
- 製作 :製作/ARI Production 製作協力/ニュースター・プロダクション 制作プロダクション/株式会社ギークサイト
- 【配給等】
- 配給/日活 配給協力/東京テアトル
公式サイト https://hs-movies.jp/letitbe/
© 2023 ARI Production
【ストーリー】
ある日、心理カウンセラー・神山圭治のもとに、テレビ局からリーディングの依頼が舞い込む。とある男子大学生が、超常現象としか言いようのない怪奇な出来事に遭遇したのだという。
アシスタントの上野葵を連れ、スタジオ収録に訪れた圭治は、その謎を解明するためリーディングを始める。驚くべきことに、そこで圭治が視たビジョンは時空を超えた「血の呪い」だった──。
一部始終を見ていたのは、アナウンサーの青山千聖。霊的世界に懐疑的な千聖だったが、圭治のリーディングでその存在を受け入れ始める。
そんな中、圭治を待ち構えるのは、にわかに信じがたい怪奇現象の数々。その真相を圭治はリーディングで次々と明らかにしていく。
暗い夜道に現れた「不気味な老婆」、悪夢から目覚めた女性の脚に残る「謎の手形」、誰もいないはずの天井から急激に迫り来る「飛び降り女性」。そして、ついに千聖の身にも「濡れた足跡」が突如現れては消えるという心霊現象が……。
あなたは知ることになる。「怖いものは、やはり怖い」のだ、と──。
【関連書籍】
いずれも大川隆法著 幸福の科学出版
【関連楽曲】
映画『レット・イット・ビー ~怖いものは、やはり怖い~』(夢判断、そして恐怖体験へ2)オリジナル・サウンドトラック
〔作詞・作曲〕大川隆法
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