ジャーナリストで評論家の立花隆氏が今年4月、急性冠症候群のため80歳で亡くなった。

立花氏は東京大学文学部を卒業後、文藝春秋に入社。2年余りで退社し、東大哲学科に学士入学し、在籍中から執筆活動を始めた。1974年、田中角栄首相(当時)の金脈問題を追及した「田中角栄研究-その金脈と人脈」を「文芸春秋」誌上で発表。田中内閣が退陣するきっかけをつくったとされる。

その後も取材と研究、分析を基にしたルポルタージュなどを発表。左翼組織や農協などの社会問題に斬りこみながら、宇宙や臨死体験まで幅広く研究し、菊池寛賞や司馬遼太郎賞などさまざまな賞を受賞した。

一方で、宗教や臨死体験について数十年にわたり取材を続けながら、「臨死体験は脳の一部が見せている」「死に瀕すると、脳が幸福を感じさせる物質を出すので、臨死体験では多幸感がある」などの"発見"を発表するなど、「人の心は脳にあり、死後の世界はない」という自身の考えを崩すことはなかった。

2007年には膀胱がんであることを公表。遺族が公表した文書によれば、長年、痛風や糖尿病、高血圧、心臓病、がんなどの病気を抱え、入退院を繰り返していたという。葬儀は家族のみで執り行い、生前の本人の希望通り、樹木葬で埋葬された。

死してなお「脳の作用」と魂の存在を否定

6月24日、大川隆法・幸福の科学総裁は、立花氏の霊は少なくとも前日から大川総裁の周囲にいるが、一言もしゃべらないことなどを前置きしつつ、立花氏の霊言「『知の巨人』のその後─世界は虚無だったか─」を行った。

招霊直後、立花氏であるかを問われると、「そんなものは、いるはずがない」と自らの存在を否定する。

立花氏の霊は、「幻覚がこの、脳の中に残っておったのかもしらん」「死んだのかもしらんが、何かこう、電気的なものが少しだけ残っていて、それがこう、大川隆法の脳を刺激すると、何か言葉になって出るんじゃないかな」と、自分に起きている霊言現象を否定し続けた。

そして、自らの死が報道された23日から、「いろんな人が、いろんな念波、送ってくるからさぁ」と語り、全国から念波という"油"を注がれて、消えかかったロウソクの炎のようだった自身の火がもう一度、燃え上がり、大川総裁の脳内の「立花隆ボタン」を押したために、現れたのではないかなどの"考察"を発表。

その後も「君らの言うことをそのまま認めたらね? それは東大の哲学科や、宗教学科やそんなもんもみな、崩壊するが、文春だって崩壊する可能性があるし、現代の常識が崩壊するかもしれないし、(中略)NHKが崩壊する可能性もあるわけだから、そう簡単に認めたらいけない」と、自分たちのこれまでの功績が瓦解するため、幸福の科学が伝える真理を認めることはできないと話した。

さらに、「マスコミの本質は嫉妬なのよ」と明かし、田中角栄氏を撃ち落とした根源には、学歴において自らより劣る田中氏が総理大臣であることへの嫉妬があったことも語った。

霊言中に判明した霊的現象

魂の存在や死後の世界、霊言などを認めない、いわゆる知識人の中には、「自分は見たことがないから認めない」「霊言は、その人しか知らないことを話すなど、確実な証拠を出してくれたら信じる」などと言う人もいる。

立花氏も霊言で同様の発言を繰り返していたが、霊言中に判明した、ある霊的な現象を通じて、死後の世界があることを認める方向に傾く、複雑な心境を垣間見せた。

果たして、立花氏の霊が出した結論とはどのようなものか。

本記事は、霊言のごく一部のみを紹介している。霊言では上記の内容以外にも、次のような論点が言及された。

  • 芥川龍之介の『◎◎◎』のように幻影を見せられている?
  • 大川総裁の膨大な蔵書(経蔵)をうらやましがる
  • 生前の守護霊霊言で明かされていた膀胱がんの霊的理由
  • 人から◎〇を集めるために知を求め続けた
  • マスコミにとって「嫉妬は正義」
  • 菅首相や安倍元首相を批判する理由は?
  • 立花氏は死後、クリスチャンの両親に会えたのか
  • 大川総裁は発表の数日前から立花氏の死を感じ取っていた
  • 『週刊文春』の後輩である元名物編集長について
  • 死後の生命を信じる気持ちの割合は「◎対〇」
  • 生前集めた◎〇を背負い、身動きが取れない状態とは

 

ここに紹介したのは霊言のごく一部です。

詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727

火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

http://map.happy-science.jp/まで。

 

【関連書籍】

本当に心は脳の作用か.jpg

『本当に心は脳の作用か?』

幸福の科学出版 大川隆法著

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2014年11月号 臨死体験の情報を集めても信仰に辿りつけないのはなぜか - 「『本当に心は脳の作用か?』 ─臨死体験と死後の世界の間で─(立花隆の守護霊霊言)」 - 大川隆法総裁 霊言レポート

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2014年9月16日付本欄 アブダクションも臨死体験もすべては脳の錯覚? NHKはなぜ超常現象やあの世を否定したいのか?

https://the-liberty.com/article/8422/

2015年3月22日付本欄 立花隆が「死ぬとき心はどうなるか」の謎を解けない理由

https://the-liberty.com/article/9390/