松下政経塾1期生の野田佳彦首相と、松下幸之助氏の側近で入塾時に首相の面接官を務めた江口克彦参院議員(みんなの党)が、16日の参院本会議で増税をめぐって論戦を繰り広げた。

江口氏は、松下氏が提唱した「無税国家論」とは真逆の「増税国家」を首相が目指していることについて、「政治家の使命はいかに税金を低く抑えるかにある」と亡き松下氏の言葉を引用し、「松下さんなら『きみ、首相を辞めたまえ』とにらみつけて言うのではないか」とぶつけた。

これに対し、野田首相は「松下さんは生涯の私のかけがえのない師だが、私が首相として立つこの演壇で、とうとうと師の教えと私の持論を述べることを必ずしも喜ばないと思う。首相として行動をもって師の心に応えていく」と述べ、あくまでも増税が必要であることを訴えた。

さて、この松下氏の思いをめぐる、師弟対決はどちらに軍配が上がるか。

それは、9月に緊急出版された『沈みゆく日本をどう救うか ~野田佳彦総理のスピリチュアル総合分析~』(大川隆法著、幸福の科学出版刊)を読めば一目瞭然だ。そこには、野田首相の守護霊のみならず、天上界に還った松下幸之助氏のメッセージが収録されている。

内容は読んでからのお楽しみだが、野田氏の守護霊は政権維持のために財務官僚の言いなりになって増税を唱えていることを告白し、松下氏は「無税国家論」を捨てた野田氏に苦言を呈している。(角)

参考書籍

『沈みゆく日本をどう救うか ~野田佳彦総理のスピリチュアル総合分析~』

(大川隆法著、幸福の科学出版刊)

http://www.irhpress.co.jp/detail/html/H7013.html