2021年12月号記事

ワクチンは神ではない


混乱が続く新型コロナウィルスのまん延に対し、日本政府は今、「ワクチン接種」で対抗し、経済の回復を目指している。
まるで、ワクチンを神に祀り上げようとする「ワクチン全体主義」に見えるが、それで未来は拓けるのか──。

2021年9月、今から3万年前に日本文明を創造し、宇宙創造の根源にも繋がる至高神的存在・天御祖神から、大川隆法・幸福の科学総裁の元に次のような〈御神示〉が降りてきた。

このまま今の政策が成立した場合、ワクチンが神になる。『それは許さん』と、わしは言っている

これは一体、どういう意味なのだろうか。


ワクチンにすがりつく政府

2019年末に中国の武漢から始まったコロナの感染拡大に対する日本政府の対応は、迷走の一途をたどっている。

20年4月以降は、感染症学者の提言を基に、大型連休を中心に、「人流の削減」を目的とした緊急事態宣言を4回発令。21年7月には、緊急事態宣言下で東京五輪を無観客で開催した。

感染者数が減少した9月末には菅義偉首相(当時)が、ワクチンと治療薬の効果は「明らか」とし、「コロナとの長い戦いにはっきりした明かりが見えてきている」との言葉を残して退陣した。

そして、10月に発足した岸田新政権は「経済を回しながら感染対策をする」ため、ワクチン接種か陰性の証明を持つ人の行動制限を緩和させる「ワクチン・検査パッケージ」の導入を目指しており、実証実験を進めている。

ただ、陰性証明の検査結果は数日しか効力を持たないとされており、簡易的な検査キットになると、精度が落ちることが指摘されている。そうなれば、事実上、ワクチン接種が強力に推奨されるだろう。

しかし、ワクチン接種が全てを解決するという見方は、あまりに短絡的だ。

今、ワクチン接種を中心とした政策を進めることの大義を問うべき時にある。

 

次ページからのポイント(有料記事)

Interview ワクチン一本槍はもはや根拠なき“信仰” 本間真二郎氏

ワクチン免疫は“感染”も防止できず、長続きもしない

接種の有無で階級差別! ―ワクチンにそんな権能はあるのか?―

Interview ワクチン接種は個人の自由であるべき 内山優氏

ワクチンを神としない者が排除される世界