事業を成功させるためには、リピーターを獲得することが重要だとよく言われます。ビジネスに限らず、恋愛などの人間関係においても、相手から信頼を得て、自分を"リピート"してもらうことは大切なことでしょう。しかしこれが意外に難しいモノ。「一回ならお客さんは来てくれるんだけど……」「どうすれば相手の心をつかめるんだろう……」。真剣であればあるほど、そんなつぶやきが聞こえてきそうです。

マネジメントの父、P.F.ドラッカーは著書『マネジメント』の中で、「企業の目的の定義は一つしかない。それは顧客の創造である」と述べています。

その「顧客」とは、商品やサービスへの関わり(コミットメント)の度合いによって、以下の5つの段階に分けられます。

  • (1)潜在顧客:必要性に気付けば、顧客になり得る人
  • (2)見込み顧客:購買時期が近付いている人
  • (3)顧客:商品・サービスに出会い、実際に購入した人
  • (4)リピーター:商品・サービスを繰り返し利用してくれるファン
  • (5)ロイヤル・カスタマー:商品・サービスに惚れ込み、購入し続けてくれる人

(参考:『図解 ドラッカー入門』森岡謙仁著 中経出版)

今回はこの中でも特に、(3)の顧客を、どうすれば(4)のリピーターや(5)のロイヤル・カスタマーに変えることができるのかを、大川隆法・幸福の科学総裁の著作から学んでみたいと思います。