2015年9月号記事

No. 037

山口敏太郎のエックス-リポート

オカルト研究家・山口敏太郎氏が宇宙人、UFO、その他のミステリー情報を合理的、科学的、実証的、ジャーナリスティックに検証する

(やまぐち・びんたろう)

1966年、徳島市生まれ。神奈川大学経済学部卒業。作家、妖怪研究家、漫画原作者。(株)山口敏太郎タートルカンパニー代表取締役。日本通運でIT担当や営業に携わり、作家に転身。1996年、学研「ムー」のミステリーコンテストで論考「妖怪進化論」が優秀賞受賞。著書は『霊怪スポット 戦慄の最新ファイル』(KAWADE夢文庫)、『恐怖呪い姫~実話狂気怪談』(TO文庫)など多数。TV、ラジオ出演のほか、多数のネットニュースに寄稿。真言宗信徒。メルマガ「山口敏太郎のサイバーアトランティア~世界の陰謀・オカルトの真実」配信中。 http://foomii.com/00015

未確認飛行物体(UFO)や宇宙人の存在に迫る研究結果が発表された。オーストラリアの量子物理学研究チームがこのほど、「観測する手段によって、粒子が粒として現れるか、波として現れるかが決まる」という説を実験で証明したと科学誌「ネイチャー」に発表したのだ。

発表されたのは、理論物理学者ジョン・ホイーラーが1970年代に提唱した、「ホイーラーの遅延選択実験」という説。量子力学では、物質には「粒子性」と「波動性」という二つの性質があり、観察されるまでどちらの姿かは分からず、観察時の観測手段で決まるのだという。

このニュースを聞いて、「宇宙に存在するすべての物質はエネルギーが形を変えたもの」と教える、仏教の「色即是空、空即是色」が思い浮かんだ。

この説からは、UFOが見えるか見えないかということも、観測する側に原因があるのではないかと思えてくる。

次ページからのポイント

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