中国から潜水艦を購入すると発表したばかりのタイが、なぜか突然、購入の延期を発表した。複数のオンライン・ニュースが報じている。

本欄でも紹介したが、タイは今月2日、中国から潜水艦3隻を購入することを決めた。しかし、同国のプラヴィット副首相 兼 国防相は15日、取引の延期を発表。「中国の潜水艦をタイが受け入れることの利点を国民に詳しく説明することが必要だ」「必要性とコストを考慮するため」と説明した。

だがそもそも、タイが中国から潜水艦を購入しようとした理由は、「コストの安さ」にあったのではないのか。アメリカから圧力がかかったという見方もあるが、そのリスクは降って湧いたものでなく、購入前から覚悟していたことではないのか。

たった2週間の間に、一体、何があったというのか。