68年前の7月、アメリカのニューメキシコ州、ロズウェル付近にUFOが墜落したと言われる「ロズウェル事件」が起こった。そのためこの時期には、ロズウェル事件に焦点を当てたニュース記事が増える。
空飛ぶ円盤か? 観測気球か?
1947年7月8日、ロズウェル付近の農場に"何か"が墜落し、「軍が"空飛ぶ円盤"を回収した」と地元紙が報道した。しかし翌日9日には「"空飛ぶ円盤"ではなく"気象観測気球"だった」と訂正された。
1978年には現場で破片を回収した本人であるジェシー・マーセル少佐が「あれはUFOだった」と暴露したが、1994年には空軍が「気象観測気球ではなく、本当はプロジェクト・モーグルによるソ連の核ミサイル監視用気球だった」と発表。いまだにUFOは公式には否定されている。
とはいえ、地元の目撃者や関係者の証言や情報が極めて多い。
未だに残る数々の謎
3日付ハフィントンポストに掲載された「ロズウェルの未だ答えの出ない疑問」という記事は、未解決のままにされている以下のような疑問を提示している。
- 結局、墜落したのはUFO、気象観測気球、核ミサイル監視気球のどれなのか?
- マーセル少佐が回収した破片を軍がすり替えてメディアに写真を撮らせたのでは? そうなら本物はいまどこに?
- 最初になぜ軍は“空飛ぶ円盤"と発表したのか、又それをすぐ撤回した理由は?
- なぜ軍は事件後、地元の葬儀屋に子供サイズの棺を依頼したのか?
- ジェシー・マーセル少佐が30年経ってUFOだと明かした理由は何か?
- 政府はなぜ隠蔽するのか?
軍事の最高機密となっているUFO情報
ロズウェル事件に関しては、多くの社会的地位の高い軍人、科学者、元宇宙飛行士などがUFOだったことを証言し、政府による情報公開を求めている。しかし、エイリアン・テクノロジーに携わったという関係者などの証言によると、それらはすでに軍事と一体化しており、国際的優位に立つためにも最高機密として簡単に明かせるものではないという。
しばしば言われるのが、UFO研究は米・英・仏・中・露といった国連の常任理事国、即ち戦勝国がリードしているということ。敗戦国である日本では、UFO情報はアメリカに封印され、「オカルト」扱いになっている。UFOマターは戦後体制に組み込まれ、地球上の覇権争いの"最終兵器"化しているのかもしれない。
しかし、地球での覇権争いのためにエイリアン・テクノロジーを利用するのではなく、豊かな宇宙のエネルギーで地球の貧困をなくし、地球の平和と繁栄のために情報を開示すべきだと考えるUFO研究家も多数存在する。
日本人も「新たな黒船」となるであろうUFOや宇宙人の研究に目を開くべきだ。(純)
【関連動画】
映画「UFO学園の秘密」☆最新映像☆
https://www.youtube.com/watch?v=Y4xjmvVDtZM
映画「UFO学園の秘密」
http://hspicturesstudio.jp/laws-of-universe-0/
アメリカが隠し続ける宇宙人・UFO機密に迫る~ロズウェルで何が起こったのか?~【ザ・ファクト異次元ファイル】
https://www.youtube.com/watch?v=hxzAsSCHrIY
なぜ日本はUFOと宇宙人を認めないのか?―― 戦後体制とUFOの意外な関係【ザ・ファクト異次元ファイル】
https://www.youtube.com/watch?v=5dc1zK3_jrM&index=1&list=PLF01AwsVyw31GVKp2D_ycisP695fyneG5
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2015年6月8日付本欄 スターウォーズのような宇宙航行を可能にする"発想の転換"とは? 宇宙探査の未来(2)【UFO後進国日本の目を覚まそう!】
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2015年4月30日付本欄 91歳の元国防相 UFO情報開示の講演をしながらカナダ横断 【UFO後進国日本の目を覚まそう!】