UFO後進国

国立天文台や東大などの研究チームがアメリカ・ハワイにある「すばる望遠鏡」を使い、暗黒物質(ダークマター)の宇宙における分布地図を作製・公開した。この地図は、これまでのものより精度が高いという。3日付各紙が報じた。

暗黒物質とは、目に見えず、手で触れることもできない物質。光を反射しないことから「暗黒」と呼ばれる。一方で、質量を持つため、その密度が高い領域で、光の進路を曲げることから、間接的にその存在を観測することができる。宇宙の約95%が、こうした暗黒物質や暗黒エネルギーで占められているという。

今回の発表によると、カニ座周辺の、満月10個分ほどの範囲に、太陽の100兆倍以上の質量がある暗黒物質の固まりが9つあることが判明。これまでの理論で予測されていたよりも多かった。

暗黒物質は、太陽系のある銀河では現在、観測されていない。また、地球上にもほとんど存在しないと考えられており、もしあれば、物質の間に働く引力の大きさを計算する、ニュートンの方程式が成立しなくなってしまう。地球上に存在するとすれば、せいぜい1リットルほどの空間に1つ程度だという。

この暗黒物質について、素粒子を「ひも」で説明する超弦理論の提唱者の一人である、ニューヨーク市立大学のカク・ミチオ教授は過去のテレビ番組で「目に見えない平行世界に存在する質量を感じているのでは」と、平行世界の存在の可能性に触れている。現代科学において、重力は11次元をすり抜けることができる唯一の力であるため、平行世界が存在した場合、我々の住むこの世界と干渉できるとしたら、それは重力しかないからだ。

大川隆法・幸福の科学総裁は2013年11月、トス神の霊言を収録した際、話題が暗黒物質にも及んだ。なお、トスとは、かつて太平洋に存在したアトランティス大陸に生まれ、アトランティス文明の最盛期を築いた大導師。宗教家、政治家、科学者、芸術家などを一人で兼ね備えた超天才で、「全知全能の主」と呼ばれた。

そこでトス神は、こう語っている。

「これは(現在の)物理学者の説明と一緒ではないかもしれませんし、私から見た説明ですけれども、このダークマターが一定の比率で存在していて、そこから吸い込んだ世界に『裏宇宙』が出来上がっているのです。ここに、マイナスのエネルギーでできた裏宇宙があります」(『アトランティス文明・ピラミッドパワーの秘密を探る』所収)

暗黒物質については今後、加速器や望遠鏡などを用いた研究が進められ、解明されていくだろう。だがその時には、「霊界科学」という視点が欠かせない時代になっているはず。現代を生きる私たちは、もっと宇宙や霊界という未知の世界に対して、心を開いていく必要がある。(居)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『トス神降臨・インタビュー アトランティス文明・ピラミッドパワーの秘密を探る』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1128

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