日本サッカー界のけん引役「キングカズ」が復帰戦で決めた。

サッカーJ2の横浜FCは28日、敵地・水戸に乗り込み、水戸ホーリーホックを1対0で下した。

試合が動いたのは後半ロスタイム。決めたのは試合終盤の78分に途中出場した、キングカズことFW三浦知良選手だ。味方選手のミドルシュートのこぼれ球に反応し、倒れ込みながらも泥臭くけり込んだ。右太ももの怪我からの復帰試合でチームを勝利へ導くとともに、自身が持つJリーグ最年長ゴール記録を更新した。

試合後のインタビューで三浦選手は「勝ちたい気持ちがあったので引き分けよりも、とにかくゴール前という気持ちでやっていた」とコメントしている(28日付スポーツ報知電子版)。

年齢を感じさせないプレーが観客の心を揺さぶる

三浦選手は、4月19日の対V・ファーレン長崎戦でもゴールを決めるなど、J1昇格を目指すチームに貢献。48歳という年齢を感じさせないプレーは、イギリスやスペイン、ブラジルなどの海外メディアでも紹介されるほどだ。

プロサッカー選手の平均引退年齢が25歳前後と言われる中、三浦選手は現役を引退し、指導者側に回っても何ら不思議ではない。実際に、「もうやめるべきだ」と言う声も一部上がっているが、結果を出すことで、その声を跳ね返している。年齢を言い訳にせず、厳しいプロの第一線で戦い続けるその姿に胸を熱くする人も多い。

三浦選手は高いプロ意識やモチベーションをどのように維持し続けているのか。

楽しいという気持ちには年齢もキャリアも関係ない

三浦選手は以前雑誌のインタビューで、モチベーション維持のコツについて「もちろん、続けていくことは大変です。でも、大好きなことだったら、楽しいじゃないですか。それはサッカーに限らず、普通の会社勤めをしている人でも同じだと思います」「楽しいっていう気持ちには、年齢もキャリアも関係ない」と語っている(2013年11月13日付コカ・コーラ独占インタビュー)。

この三浦選手の言葉はサッカーだけではなく、ビジネスにも当てはまる。仕事が好きだからこそ、向上心を失うことなく仕事に取り組めるものだ。その結果、顧客を感動させ自身の成功へとつながっていく。

情熱が顧客に感動を与える

大川隆法・幸福の科学総裁は著書『経営入門』の中で、感動を与える仕事について、「 顧客に感動を与えるために必要なものは何であるかというと、言い古された言葉ではありますが、やはり『情熱』です」「その熱意の元にあるものは、『仕事が好きである』ということです 」と述べている。

日本が初出場した1998年のフランスワールドカップの代表から落選するなど、三浦選手のプロ生活には挫折も多かった。こうした挫折を乗り越え、三浦選手が第一線で活躍し続けられたのは、サッカーを天職とし誰よりも好きなこと、サッカーに対するあくなき向上心や情熱が持っていたからだろう。

三浦選手と同世代の50歳前後のビジネスマンの中には、仕事を長く続けるうちにマンネリを感じる人もいるかもしれない。そんな中でも、仕事への愛を見直すことで、年齢を感じさせない「生涯現役」の活躍ができるのではないだろうか。(冨)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『経営入門』 大川隆法著

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幸福の科学出版 『生涯現役人生』 大川隆法著

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幸福の科学出版 『サッカー日本代表エース 本田圭佑 守護霊インタビュー』 大川隆法著

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