2015年8月号記事
The Liberty Opinion 2
助け舟を出す良識ある研究者はいないのか
STAP細胞はやはり存在する
STAP細胞の問題をめぐり、論文の筆頭著者である小保方晴子氏が犯罪者扱いされている。
当時、理化学研究所(理研)にあった論文の共著者である若山照彦氏の研究室からES細胞が盗まれたとして、理研OBが被疑者不詳のまま窃盗容疑で告発状を提出。5月、兵庫県警が受理した。
一部のマスコミは、「小保方氏がES細胞を盗み、STAP細胞と偽った」というシナリオに基づいて報道している。
昨年12月には小保方氏が参加したSTAP細胞の検証実験が「失敗」として打ち切られた。理研はSTAP細胞はES細胞が混入したものだったとほぼ断定。小保方氏は理研を退職したが、今年2月に理研は同氏を懲戒解雇相当と発表した。