愛国対談 熱烈に日本を愛する人を増やしたい

愛国対談 熱烈に日本を愛する人を増やしたい

 

2014年8月号記事

 

愛国対談

 

熱烈に日本を愛する人を増やしたい

 

 

戦後70年、先の大戦への評価をめぐり、国論が揺れ動いている。今、見直すべき「日本の誇り」について、6月、宇都宮市内で渡部昇一・上智大学名誉教授と釈量子・幸福実現党党首が対談。約400人が熱心に耳を傾けた。

 

◇       ◇       ◇

 

渡部昇一

(わたなべ・しょういち)1930年、山形県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。71年に上智大学教授。94年にミュンスター大学名誉哲学博士号を受ける。専門の英語学のみならず、多岐に渡る分野で言論活動を行う。著書に『朝日新聞と私の40年戦争』(PHP研究所)など多数。

釈量子

(しゃく・りょうこ)1969年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒。大手企業勤務を経て、(宗)幸福の科学に入局。本誌編集部、常務理事などを歴任。2013年7月から幸福実現党党首。著書に『太陽の昇る国 日本という国のあり方』(幸福実現党刊)など。

釈量子党首(以下、釈): 戦後70年の大きなトピックとしては、安倍晋三首相が8月15日に「安倍談話」を出すことが挙げられます。しかし安倍首相は「河野・村山談話を踏襲する」と表明しています。ここを引っくり返さなければ、国益が大きく損なわれてしまいます。

渡部昇一(以下、渡): 両談話については、河野洋平、村山富市の両氏が「間違いだった」と言えばいい話です。それだけで日本の外交が救われる。

 どちらの談話も問題だらけです。「河野談話」には、日本がいわゆる「従軍慰安婦の強制連行」を行ったと書いてある。しかし大戦中、「日本軍の強制連行に、朝鮮人が怒った」などという話を聞いたことがありません。

釈: 女性たちが辱めを受けていながら黙っていたとしたら、それこそ朝鮮人男性の尊厳を貶めるような話になりますね。

 

 

マッカーサーの「魔法の言葉」

: そもそも「日本が侵略主義だ」と決め付けたのは東京裁判だけです。この裁判はマッカーサーに全権を委任されたもの。国際法ではなく「マッカーサー条例」で行われました。

 しかし、そのマッカーサーは朝鮮戦争後、1951年の米上院の軍事外交委員会で「日本が戦争に突入したのは、主に自衛の必要に駆られてのことだった(Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security.)」と証言しています。

釈: その言葉は日本にとって非常に大事なので、私も英文のまま暗記しています。

: 外務省もマスコミもあまり使いませんが、日本の正当性を訴える「魔法の言葉」です。

 以前、東京都杉並区で保守的な教科書を採択する動きがありました。それを阻止しようとした左翼的な区議が議会で、当時の山田宏区長に「先の大戦は侵略戦争ではないのか」と質問した。そこで山田区長が「敵の大将が自衛戦だと言った」と答えると、誰も反論できず、一人の議員が拍手をして議論は終わりました。

 

 

家族を犬死に扱いされた戦死者の遺族の悲しみ

: 「マッカーサー証言」は当時、ニューヨーク・タイムズで報道されました。後日、朝日新聞も同じ内容を報道しました。しかし私が調べてみたところ、「自衛」の話だけが削られていたのです。

 日本は当時、占領下だったので報道できなかったのかもしれません。しかしその翌年、日本は主権を回復しています。その時に各新聞は、何よりも先にこの証言を発表するべきでした

 戦死者の遺族は、「父や夫は犬死にした」ように言われ、悔しい思いをしていました。ある未亡人がこんな歌を残しています。

 

「この国の かくも卑しく なりたれば ささげし人の ただに惜しまる」

 

 歌の意味は、「自分の夫は国のために命を捧げた。しかし戦後、それが『犬死に』のように言われるようになった。こんな卑しい国になってしまったのなら、夫の命がただただ惜しい」というものです。  もし1952年にマッカーサー証言が新聞で報じられていれば、遺族たちの心はどれだけ救われたでしょうか。

釈: 私は今年5月、鹿児島県の知覧で行われた特攻隊員慰霊祭に参列いたしました。そこでの、お兄様を特攻で亡くした遺族代表の方のお話が忘れられません。

 お兄様は特攻出撃前、飛行機で和歌山の実家まで飛んで来たそうです。最期の挨拶として翼を何度か振って、戦地へ飛んで行きました。その方のお母様は、家の上を飛ぶ戦闘機を見たときも、遺書の葉書が届いた時も、涙一つ見せなかったそうです。

 ところが彼の33回忌にお墓の前で、初めて「のぶかず!」と息子さんの名を叫んで泣き崩れたそうです。こうしたご遺族の方々は、どのような思いで戦後を生き抜いて来られたのか。そう考えると、戦後のジャーナリズムの罪の深さを考えざるを得ません。

: 靖国神社には、東京裁判でただ一人、被告団全員を無罪とする意見書を提出したパール判事の言葉が、碑として立っています。私は同じように、マッカーサーの言葉を記した碑も境内に建てるべきだと思っています。

 

 

「敗戦利得者」が歴史を歪めた

釈: 渡部先生の本などで大戦の史実を知ると、「自虐史観」が誤っていることは一目瞭然です。それにもかかわらず、多くの人の歴史観がなかなか覆されないのはなぜでしょうか。

: それは、敗戦によって得をした日本人がいたからです。

 戦前、日本の共産党などで活動し、「治安維持法」で牢屋に入っていた人たちがいます。彼らは戦後、GHQの「公職追放」で日本の要職に就いていた方々が一斉に追い出された後、代わりに要職に就きました。

 私は、こういう人たちを「敗戦利得者」と呼んでいます。彼らにとって、日本の悪口を言うことは自分の地位を守ることなのです。

 特に大学では、教授の言う事を繰り返し論文などに書かなければ、自分も教授になれない。そうやって左翼的な歴史観が受け継がれてきたわけです。

 

 

日本の優れた統治政策

釈: 3月、パラオのペリリュー島に天皇皇后両陛下が慰霊に行かれたことが話題になりました。私はそれに先駆けてペリリュー島を訪れました(本誌6月号で既報)。

 戦前の日本のパラオ統治は、教育もしっかり施すなど、非常に評判が良かったといいます。
 一方、日本の後にパラオを統治したアメリカは、教育も行わず物的支援だけを与えて、勤勉さや主体性を取り去りました。パラオでは、この「餌付け」するような植民地政策を、「ズー・セオリー(動物園政策)」と呼んでいます。

: 日本の統治は「植民地」と言ってはいけないですよね。「植民地」は略奪です。しかし、日本統治は持ち出しばかり。朝鮮では、日本統治のたった35年間で、ダム、鉄道が整備され、米の生産は倍増し、大阪よりも先に帝国大学ができました。

 常識的に言ってこれは「植民地化(colonization)」ではなく、「併合(annexation)」です。

釈: 日本は、一切の人種差別をしませんでしたね。以前、日本軍として戦ったという韓国人の方とお話をしました。自分のことを「(日本の)愛国者だ」と語るその方は、軍の中でも日本人とまったく同じ待遇を受けたと振り返っておられました。

: 朝鮮人は日本軍の中でも、出世していましたからね。天皇から任命される中将までいたほどです。

 一方アメリカ軍では、有色人種には厨房ぐらいしか任せませんでした。兵隊にすれば出世させなければいけない。すると、白人の部下をつけなければいけない。彼らにとってはあり得ない話でした。

 

 

「河野・村山談話」撤回を

釈: わが国には、誇るべき点が数多くあります。ペリリュー島にある「ペリリュー神社」には、米太平洋艦隊司令長官だったニミッツのこんな言葉が刻まれた碑がありました。

「諸国から訪れる旅人たちよ この島を守るために日本国人がいかに勇敢な愛国心をもって戦い そして玉砕したかを伝えられよ」

 アメリカには中世がありません。しかし、武士道精神を持った日本と戦うことによって、戦う者同士が敬意を払う騎士道精神を学んだのではないでしょうか。

: 確かにそうかもしれません。実際に、日米の元軍人同士は今でも非常に仲がいいですよね。

 イギリスのチェスタトンという作家は、「人びとはローマが偉大であるからローマを愛したのではない。ローマは人びとが熱烈に愛したから偉大となったのだ」という言葉を残しました。
 釈党首を中心にして、一人でも多くの「熱烈に日本を愛する人」をつくってください。そうすれば、この国は大丈夫です。

釈: 幸福実現党では、安倍首相に「河野・村山談話」を撤回するよう求める署名活動を行っております。

 日本を熱烈に愛する以上、口だけでなく、陽明学的に行動に転化して努力して参ります。本日は誠にありがとうございました。

 

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