2015年7月号記事
人の心を開く
聴くパワー
「言いたいことが伝わらない」「相手の反応が冷たい」など、コミュニケーションで苦労したことはありませんか。実は、話を聴くことには、相手の心を開くパワーがあります。「聴くパワー」を身に付けて、よりよい人間関係をつくり、仕事の成果にもつなげていきましょう。
(編集部 河本晴恵、山本泉)
仕事上のことであっても、誰かと話していて、「楽しかった。この人とまた話をしたい」と思うことはありませんか。一方、一生懸命に話をされても、早く終わらないかなと思ったり、嫌悪感を抱いてしまうことはありませんか。
この違いは、その相手が自分を受け入れてくれているかどうかにあるのではないでしょうか。話していて楽しいと感じる人は、よく話を聴き、自分のことを理解してくれる人が多いはずです。
自分の言葉や行動を振り返ってみると、気づかないうちに相手の話を聴けていないことがあるかもしれません。「聴く」ことは、相手の心を開くことにつながります。
それでは、「聴くパワー」を身に付けた方々から、「聴き方の秘訣」を学んでいきましょう。
意外とやっていませんか?
「話を聴かない人」チェックリスト
- 会話の後、相手の名前や顔、話の内容が思い出せない
- 「前に言いましたよ」とよく言われる
- 「というか」と言って、相手の話をさえぎり、自分の話を始める
- 「私はこう思う」など、「私」が主語の会話をよくする
- 「よくしゃべるね」とよく言われる
- 会話の中で相手から否定されたことだけよく覚えている
- 人の話を「はいはいはい……」と聞き流すことが多い
- 「聴いてくれてありがとう」と言われたことがない
- 自分からは質問しない
- 会話の間があると耐えられず、話してしまう
インタビュー/田村祐一氏・大极勝氏・
すごい聴くパワーを持つ人に聴いてみた1,2,3
聴くパワーを身につけるポイント