イタリアのメディアは19日、貧困者救済活動に尽力したマザー・テレサが、来年9月にカトリックで最高位の崇拝対象である「聖人」に認定される見通しであると報じました。ただバチカン教会側はまだ承認しておらず、「時期尚早」としており、話題になっています。
聖人とはイエス・キリストの教えに忠実に従い、教えを完全に実行した、他の信者の模範となるべき人を指します。聖人の扱いや条件は宗派ごとに違いますが、カトリック教会では奇跡を起こすことが認定の条件の一つとされています。カトリック教会から認定されている聖人として、日本に初めてキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルなどが有名です。
テレサは聖人の前段階である「福者」として尊敬を集めていますが、一体どのような人物だったのでしょうか。