2015年3月号記事

法話抜粋レポート

リーダーに必要な厳しさと度量

「帝王学の築き方」

2015年1月3日 幸福の科学教祖殿 大悟館

2015年のスタートにあたり、大川総裁は、国家や組織を治めるリーダーとしての心がけや考え方を「帝王学」の入門にあたる法話として説いた。

自ら道を拓く覚悟を持つ

大川総裁が、リーダー的立場にある人たちへの戒めとして最初に挙げたものは「 自分の考え方や心構えで道を拓いていく自覚 」である。政府がばらまく補助金や、経済政策による外部環境の変化などに頼ろうとする思いを捨て、「 どんな天候下でも推進していくべき考え方を持たねばならない 」とした。

円高や円安によって利益が出る場合もあれば、政府のインフラ投資によって一時的に需要が発生することもある。こうした"追い風"を待つような甘い姿勢は、多くの人の生活や将来を預かっている立場にある者には許されない。

たとえ現在、順境にあったとしても「 今、成功しているものが、次の失敗の種になってくるものもある 」と心得て、常に心を引き締めるべきだと力説。また、若くて無名だった時代の原点を時折振り返って、他の人の苦労に思いを馳せる心を忘れてはならないと語った。

部下の意見にどこまで耳を傾けるべきか

法話では、人材養成とコストの兼ね合い、人材の生かし方、投資に見合った成果を上げる厳しさ、トップに必要な言行一致の姿勢や自分の考えを組織に浸透させるコミュニケーションのあり方など、「帝王学」の要諦が、具体的な事例を挙げつつ縦横無尽に説かれた。

さらに、トップの大きな悩みとして「部下の意見をどこまで聞くべきか」という問題がある。人の意見を聞き過ぎれば、「優柔不断で頼りない」とされ、まったく聞かなければ独裁者呼ばわりされてしまう。

これについて大川総裁は、「 人の意見を聞くことも大事だし、聞いても考えを変えない部分も要る。両方を持っていなければならない 」として、これを上手に両立させることは、帝王学の中でも非常に重要で難しい部分だと述べた。

では、どう両立させていくべきか。これについては、ぜひ本法話を学んでいただきたいが、一つヒントを挙げるなら、一般的には、自分の考えに反する意見を言う人を遠ざけたくなるのが人情というもの。だが、名宰相や名君といわれる人は意見を受け入れる度量を持った人が多かった。

大川総裁は「 失敗したことに対する反省や、足りざるところを謙虚に見直す気持ちがあるから、そういうことができる 」と、正しく人の意見を取り入れるための心がけを示した。

既にリーダー的な立場にある人のみならず、リーダーを志す若い人にも深い示唆を与えてくれる考え方だ。

ここに紹介したのは法話のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

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