2015年3月号記事

著者インタビュー

教育とは、一人ひとりの心に真理の火を灯すこと

『HSUテキスト1・2 創立者の精神を学ぶⅠ・Ⅱ』編著者

ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ
ソフト担当局長

金子 一之

(かねこ・かずゆき)1964年生まれ。駒澤大学経済学部経済学科卒。1990年、幸福の科学に奉職。指導局、支部長、書籍編集部、メディア文化事業局、ヤング・ブッダ渋谷精舎副館長、総本山・那須精舎館長などを経て、現職。著書に『「幸福の科学教学 実践研究」試論』、『修行のプロフェッショナルを目指して』(人間幸福学叢書)、『「自分の時代」を生きる』(幸福の科学出版)などがある。

4月、幸福の科学グループの高等宗教研究機関「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)」が開学する。授業で使用されるテキストの第一弾を編んだ金子一之氏にHSUの教育理念について聞いた。

――テキスト1では第一章をHSUの「建学の精神」にあてています。

金子氏(以下、金): HSUは、創立者の大川隆法・幸福の科学総裁の説かれる、幸福の科学教学が基盤にあります。そのため、高い宗教性と精神性を備えた世界に二つとない学校になります。

HSUは現時点では「大学」ではなく私塾ですが、教育の内容やカリキュラムは、既存の大学に決して引けを取るものではないと自負しています。現役の東大生に理系の履修モデルを見てもらったところ、「東大よりすごい」と舌を巻いていました。

歴史を振り返ってみれば、日本の近代化の原動力になった松下村塾や適塾は私塾ですし、塾生たちも何か公の資格を得たわけではありません。結局、教育は、どのような人材が輩出されるかが一番大事なのです。

現在の教育の問題は、学問をする人が自己中心的になっていくことだと思います。私たちは「現代の松下村塾」として、自分よりも他の人や世界のために人生を捧げるような、大きな志と「高貴なる義務」を有する若者を育てていくつもりです。