新しい年を迎えました。今回は2015年に日本人が取り組むべき、政治的・経済的な課題とは何かについて考えたいと思います。
まず戦後70年の今年は、日本の自虐的な歴史認識を見直す必要があります。「歴史問題を解決したら、日本に何かプラスなの?」「この問題は触れない方が、中韓とも仲良くやれるのでは?」という声もあるでしょう。
しかし長年にわたって、捏造された歴史を盾に中国や韓国から責められてきた日本は、歴代の首相が何度も頭を下げ、ODAによる多額の経済援助で国民の税金を使い、歴史教科書の修正などを重ねて誇りを失ってきました。また本誌2014年12月号でも指摘しましたが、歴史問題は国防問題に直結しています。歴史戦(言論戦)で敗れることは、国防の危機を招くのです。