唯物論教授とクリスチャンの大学生による神の存在証明をめぐるアメリカの映画「神は死んだのか」が日本でも公開されています。「神は死んだ」というフレーズは、少し前から日本でもブームになっているドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの言葉です。

今回は、このニーチェについて、どのような思想で世界に影響を与えたのか。また、これまでに500人を超える霊人の霊言を行っている大川隆法・幸福の科学総裁の公開霊言で明らかになった、ニーチェの死後の事実について紹介します。

元々はキリスト教徒だった

ニーチェは1844年、ドイツを代表する音楽の街であるライプツィヒに生まれました。父がルター派の牧師だったこともあり、幼いころからキリスト教の信仰を持っていたようです。

子供のころから非常に優秀で、音楽と国語の才能を認められて名門校に特待生として入学。卒業後はボン大学で神学と古典文献学を学び始めました。しかし、次第にキリスト教的道徳に疑問を持つようになり、信仰を放棄するとともに神学の勉強をやめて、自身の哲学的思想を構築し始めます。