衆院選が終わり、安倍晋三首相は「経済最優先で取り組む」と意欲を見せています。

もちろん景気回復は急ぐべきですが、それと同じ、いやそれ以上に重要な課題があります。それが、防衛問題です。

米国が毎年出版している「米中経済・安全保障調査委員会」(USCC) の2014年度報告書が、11月下旬、米議会に提出されました。

611ページに及ぶ同報告書は米中の経済と安全保障関係について言及していますが、内容を読むと、アメリカが中国に対して非常に厳しい目を向けていることが分かります。