財政破綻をあおる財務省。(画像は Dick Thomas Johnson/flickr )
財務省は先月、国債や借入金などの合計が、今年度末までに1100兆円を超える試算を発表しました。
財務省は財政再建のためには増税が必要という考えを持っており、マスコミも「国の借金1100兆円」「消費増税は仕方がない」「日本は財政破綻する」などと同調しています。12月2日付朝日新聞(電子版)では、財政破綻について、このように紹介しています。
「『国家は破綻する』の著者ラインハート氏のデータベースによると、19世紀から最近までに政府債務が対GDP比60%以上となった64例のうち38例が破綻、うち13例は先進国でした。日本はすでに200%を超えており、敗戦直前以上です」
つまり、太平洋戦争で焼け野原になった当時と、現在の財政状況は同じ。だから、早急に増税しなければ危ないという主張です。