衆院選の公示を控えた23日、幸福実現党の釈量子党首は、都内で講演会を開き、「衆院選の旗印は、『消費税を8%から5%へ戻す』。(安倍自民党が行った)増税の見送りではなく、減税が必要。それは、減税が人々の自由へとつながるからです」などと語った。

同党は、すでに、全国11ブロックすべての比例代表選に、計42人の候補者を立てることを発表済み。党派別の立候補予定者数で比べると、共産党、自民党、民主党、維新の党の次に多い規模となっている(22日付産経新聞)。

幸福実現党は本格的な宗教政党だが、釈党首は講演の冒頭で、声を震わせながら、こう訴えた。「なぜ安倍首相は、靖国神社の参拝に行かないのか。(安倍首相自身も尊敬する)吉田松陰先生も祀られているのに、なぜ行かないのか。中国の口先一つで、なぜ行かないのか。それは(靖国に魂が祀られているということを)信じてないからでしょう。国会議員に信仰心がないなんて許せません」

安倍晋三首相は今年に入って靖国参拝をしなかったが、これは中国への配慮と見られ、実際に、それが"実を結んだ"のか、11月上旬に日中首脳会談を実現させている。

続いて釈党首は、増税を見送りながらも1年半後には必ず10%に上げるとする安倍自民党を批判。「企業経営者は、鉄棒に必死にぶら下がって耐えているのが現状。これを理解すべき」とした。

また、幸福の科学グループが進めていた、幸福の科学大学の設置が「不認可」となった問題に触れ、こう語った。「教育行政は明治以降、ある程度の成功を収めたが、GHQの影響などもあり、宗教教育が行われなくなり、(子供たちが)善悪が分からなくなっている。お上(役所)が決めたものだけでなく、受けたい教育を自由に受けられる権利を取り戻さないといけない」

最後に、衆院選を踏まえ、「『この国に、もっと自由を!』を合言葉に戦っていきたい」と力を込めた。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『命を懸ける』 釈量子著

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幸福の科学出版 『釈量子の守護霊霊言』 大川隆法著

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