2010年3月号記事
新しい「坂の上の雲」を描け
「GDP世界一」「積極的な人口増加」「基幹産業の創出」
これが繁栄へのグランド・デザインだ
国内総生産(GDP)で日本が中国に抜かれると予想され、「日本はもはや経済成長は望めない」との議論が目立つ。昨年末に「成長戦略」をうたい出した鳩山政権も、実質的に「脱成長」「反市場」の姿勢に立つ。しかし、日本がこのまま「下り坂」を滑り落ちていけば、国民の生活レベルは昭和以前や明治に逆戻りしてしまう。今こそ、新しい「坂の上の雲」を描く必要がある。
(編集部 綾織次郎、近藤雅之)