2014年12月号記事
The Liberty Opinion 1
退陣後の投獄を恐れる朴大統領
産経新聞 前ソウル支局長の起訴
韓国の迷走が止まらない。
ソウル中央地検が10月上旬、情報通信網法における名誉毀損の罪で、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長を在宅起訴した。
8月に同紙のネットニュースに掲載した記事により、朴槿惠大統領の名誉が傷つけられたというのが理由だ。地検は、出国禁止措置を6度繰り返し、加藤氏を少なくとも来年1月まで出国できない"軟禁状態"に置いている(10月19日時点)。
外国人記者が国内法で起訴される事態は極めて異例で、日本メディアは一斉に、「言論の自由の侵害」と反発。 時の政権の都合で、いくらでも法律を恣意的に運用する韓国は「人治国家」「前近代」ぶりを露呈した形だ。