読売オンラインによれば、軍事目的に利用しないことを条件にイギリス海軍がインターネットの競売サイトに出展していたものに、華人実業家が参加する。英国籍のこの実業家は「広東省に運び、艦上でインターナショナル・スクールを開きたい」と言っているという。
問題は、中国が同じ手を以前も使って、外国から退役空母を購入していることだ。
ロシアから98年に購入した空母ワリャーグはマカオの中国系企業が「海上カジノとして使う」という名目で買ったものだが、実際には中国政府のダミー会社。05年に大連の政府系造船所に運ばれ、補修している。今年中にも訓練用として運用されるとの報道がある。
広東省深圳で軍事テーマパークに使われていた空母ミンスクは、ロシアから韓国企業が購入し、中国企業に転売したもの。まだ補修まではされていないが、今後の活用は不透明だ。
産経新聞の報道によれば、中国が新たに36隻の海洋監視船を建造する計画も明らかになっている。中国が海洋大国として無制限に台頭することは阻止しなければならない。(織)

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